ファインバブル学会連合

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第2回 ファインバブル学会連合シンポジウム
「ファインバブル基礎科学教育と最先端研究」

主催: ファインバブル学会連合
協賛: (公社)化学工学会 粒子・流体プロセス部会 気泡・液滴・微粒子分散工学分科会、
    (公社)化学工学会 反応工学部会 反応場の工学分科会 マイクロナノバブル研究会、
    日本混相流学会マイクロバブル・ナノバブル技術分科会、日本ソノケミストリー学会、
    (一社)ファインバブル産業会

ファインバブル(マイクロバブルやウルトラファインバブル)に関する諸研究組織を横断した学術活動を行う拠点として2015年4月にファインバブル学会連合が発足しました。現在2年目となり様々な活動を展開しています。特に、ファインバブル関連の研究者・技術者の育成を目的としたファインバブルに関する教科書の出版に向けて議論を進め、2016年11月に刊行の見通しとなりました。本シンポジウムでは教科書の執筆者を迎え、ファインバブルの基礎について講演を頂きます。加えて、ファインバブルに関する最新の研究動向についての講演も行います。パネルディスカッションでは、基礎科学教育と先端研究について議論する予定です。なお、本シンポジウムの参加者全員に教科書を無料で配布する予定です。ファインバブルについての基礎を学ぶ絶好の機会でもあります。是非ご参加ください。

日  時: 2016年12月7日(水) 10:00~17:00
場  所: 東京大学 駒場リサーチキャンパス 大会議室(総合研究実験棟)
      〒153-8505 東京都目黒区駒場4丁目6−1
      http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_04_09_j.html
参加人数: 100名(定員になり次第募集を締め切りとさせて頂きますのでご了承ください)
参 加 費: 5,000円(当日現金にてお支払い下さい.参加費には、資料代・教科書代・消費税が含まれます)
参加資格: ファインバブル学会連合の会員団体の会員(非会員の方は、この機会にいずれかの団体への入会を
      お願いします。本シンポジウムの協賛団体が会員団体です)

プログラム
  1. 開会の挨拶(10:00~10:10)

    ファインバブル学会連合理事長 慶應義塾大学 寺坂 宏一 氏

  2. 晶析技術へのファインバブルの利活用(10:10~10:50)

    日本大学 松本 真和 氏

  3. ウルトラファインバブルからOHラジカルは生成するか?(10:50~11:30)

    産業技術総合研究所  安井 久一 氏

    ウルトラファインバブルを発生させる際のキャビテーションにおいて、バブル内でOHラジカルが生成することは、ソノケミストリーでよく知られている。一方で、静置したウルトラファインバブルからOHラジカルが生成することを示唆する実験が報告されている。今回、数値シミュレーションでその可能性を検討した。

  4. ウルトラファインバブル技術の細胞培養系への展開 (11:30~12:10)

    九州大学 松野 寿生 氏、春藤 淳臣 氏、田中 敬二 氏

    バイオマテリアルの高度化技術として種々の表面処理法が提案されているが、適用可能な化学物質が厳しく制限されていることから、より安全性の高い技術が求められている。本講演では、ウルトラファインバブルの高分子マテリアルに対する作用ならびに細胞培養系への展開の可能性について紹介する。

    <昼食 12:10~13:30>

  5. 化学工学とファインバブル(13:30~14:05)

    慶應義塾大学 寺坂 宏一 氏

    ファインバブルは物質移動操作、ガス吸収、吸着、浮上分離、洗浄など化学工業プロセスの設計や操作にひろく活用できる。本講義ではファインバブルの適用により、従来よりも優れた気体と液体とが接触するプロセス開発を可能にする理論や事例を紹介して理解を深める。

  6. 物理化学とファインバブル(14:05~14:40)

    米子工業高等専門学校 氷室 昭三 氏

    水はわれわれの生活にとって最も関係の深い身近な物質であり、また科学的にも最も基本的な物質の一つであるが、水中にファインバブルを発生させると極めて不思議な現象を引き起こすことがわかってきた。そこで、本講義ではファインバブルによる水の物理化学的性質の変化について理解を深める。

    <休憩 14:40~15:00>

  7. 音響・流体工学とファインバブル(15:00~15:35)

    慶應義塾大学 安藤 景太 氏

    ファインバブルを含む液体の力学・熱力学的特性は、ファインバブルの運動による影響により、液単相のそれと比較し著しく変化する。本講演では、音響・流体工学におけるファインバブルの力学モデリングの基礎について解説する。

  8. 生物とファインバブル(15:35~16:10)

    高知工業高等専門学校 秦 隆志 氏

    ファインバブルは高い気体溶解効果があるため、水を介して生物に大きな影響をもたらす。本講義では、生物に対して効果的に影響を与えるファインバブルの特性や、その効果に関する事例を紹介して理解を深める。

    <休憩 14:40~15:00>

  9. パネルディスカッション:基礎科学教育と先端研究(16:20~16:55)

  10. 閉会の挨拶(16:55~17:00) 化学工学会 反応工学部会 反応場の工学分科会 微細気泡研究会

    代表 千葉工業大学 尾上 薫 氏

申込方法: 参加申込フォーム(https://goo.gl/forms/3KmveUyRWK9zuj7h1)からお申込み下さい。
      ファインバブル学会連合(http://www.fb-union.org/)のホームページにも
      参加申込フォームへのリンクがあります。
申込締切: 11月22日(火) 18:00までに上記参加申し込みフォームへ御回答お願いします。
お問合せ: 

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