ファインバブル学会連合

出版

「進化するファインバブル技術と応用展開」出版のご案内

このたび、ファインバブル学会連合著の化学工学会関東支部編集の書籍「進化するファインバブル技術と応用展開」が三恵社より発刊されました。
昨今、ファインバブルに関係する科学は化学工学に留まらず、流体力学、農学、医学、生理科学、コロイド科学、超音波工学など多岐にわたります。そのファインバブル技術の発展を理解するために最新情報を収集し、まとめられました。
本書は化学工学会関東支部主催、ファインバブル学会連合共催の「最近の化学工学講習会70進化するファインバブル技術と応用展開」(2022年3月2,7日開催)のテキストとして編集されたものです。
化学工学分野にとどまらずファインバブル分野にご関心をお持ちの学生、研究者、技術者に向けた一冊です。是非、お買い求めください。なお、本書は三恵社の販売ページからご購入頂けます。
https://www.sankeisha.com/book-search/detail/20220223120652

「進化するファインバブル技術と応用展開」
B5判 258ページ
ISBN9784866935928
2022年03月14日発行
3450円(税込)

主な内容

第1章 総説 ファインバブルの普及およびハンドリングの進展
第2章 ファインバブルの発生技術と発生法
第3章 加圧溶解法を用いた発生法と評価方法
第4章 マイクロバブルの測定技術・測定手法
第5章 ウルトラファインバブルの測定手法と新しい測定技術について
第6章 界面活性剤を含む系でのファインバブルの挙動
第7章 ファインバブルからのOHラジカル発生
第8章 ファインバブルの分散安定性
第9章 マイクロバブル界面における物質移動
第10章 ファインバブルの燃料への応用
第11章 ファインバブルの超音波診断・治療への応用
第12章 ファインバブルの有機合成への応用~グリーンものづくりに向けて~
第13章 ファインバブルの晶析技術への利活用
第14章 ファインバブルの水系洗浄への応用
第15章 ファインバブルによる油分洗浄と使用事例
第16章 ファインバブルの食品・飲料の殺菌・酵素失活への応用
第17章 ファインバブル反応場へのエネルギー付与の応用
第18章 オゾンファインバブルを用いた海水資源回収
第19章 ファインバブルと超音波の併用
第20章 ウルトラファインバブルの超音波プロセスへの応用

「Ultrafine Bubbles」出版のご案内

このたび、ファインバブルに関する世界初の英語版図書としてJenny Stanford Publishingより「Ultrafine Bubbles」が発刊されました。
日本で活躍するウルトラファインバブル研究者らにより、マイクロバブルやウルトラファインバブルの基礎知識から応用研究成まで網羅されています。お勧めの購入サイトは下記です。
https://www.routledge.com/Ultrafine-Bubbles/Terasaka-Yasui-Kanematsu-Aya/p/book/9789814877596
4人の編集者のうち寺坂氏と安井氏はそれぞれファインバブル学会連合の理事と評議員も務めています。

主な内容

1.ウルトラファインバブルの歴史
2.実験方法入門
3.急速凍結レプリカ法TEMによるマイクロバブル・ウルトラファインバブルの観察
4.実際のウルトラファインバブル計測
5.ウルトラファインバブルの理論
6.有機物付着によるウルトラファインバブル安定性研究
7.ウルトラファインバブル水洗浄
8.ウルトラファインバブルの生物への影響と応用
9.薬品内包ウルトラファインバブルの応用の最近のトレンド
10.オゾンウルトラファインバブル水の歯科応用
11.ウルトラファインバブルの保存性

詳しくはこちらをご覧ください。

「ファインバブル入門」出版のご案内

このたび、ファインバブル学会連合編集の書籍「ファインバブル入門」が日刊工業新聞社より発刊されました。本書は、ファインバブルに関する基礎的な内容を含む教科書を目指し、4人の専門家(※)によって執筆されました。これからファインバブルを学ぼうとする学生、研究者、技術者にとって待望の1冊です。是非、お買い求めください。なお、本書は日刊工業新聞社の販売ページからご購入頂けます。

※著者
寺坂宏一(慶應義塾大学)、氷室昭三(米子高等工業専門学校)、安藤景太(慶應義塾大学)、秦隆志(高知工業高等専門学校)

「ファインバブル入門」
A5判 256ページ
ISBN978-4-526-07625-1
2016年11月30日発行
2808円(税込)

目次より抜粋

目次

第1章 ファインバブルとは
 1.1 ファインバブルの歴史
 1.2 ファインバブルの国際標準化
 1.3 ファインバブルの特徴と特性

第2章 物理化学とファインバブル
 2.1 水の性質
 2.2 表面張力
 2.3 Young-Laplace の式
 2.4 ガス溶解度(Henry の法則)
 2.5 蒸気線図
 2.6 ゼータ電位
 2.7 水素イオン濃度

第3章 音響工学とファインバブル
 3.1 音響工学とファインバブル
 3.2 超音波の基礎
 3.3 超音波キャビテーションの初生
 3.4 キャビテーション気泡の動力学
 3.5 分散気泡流における音響現象

第4章 化学工学とファインバブル
 4.1 気液間物質移動
 4.2 ガス吸収
 4.3 吸着と浮上分離
 4.4 洗  浄

第5章 生物学とファインバブル
 5.1 代  謝
 5.2 微生物
 5.3 植  物
 5.4 動  物

第6章 ファインバブル発生技術
 6.1 ファイバブルの生成
 6.2 マイクロバブル製造技術
 6.3 ウルトラファインバブル製造技術

第7章 ファインバブル計測技術
 7.1 ファインバブルを含むバルク物性計測
 7.2 マイクロバブル計測技術
 7.3 ウルトラファインバブルの計測技術

第8章 ファインバブル応用技術
 8.1 超音波洗浄
 8.2 ポリフェノールの回収
 8.3 水産業
 8.4 農産業
 8.5 マイクロバブル内包ゲルビーズの製造
 8.6 マイクロエマルション製造

「混相流」特集記事「ファインバブルと混相流」掲載のご案内

この度、日本混相流学会誌「混相流」30巻1号において「ファインバブルと混相流」の特集記事が掲載されましたのでご案内申し上げます。本特集記事は、ファインバブル学会連合の出版委員会によって企画されました。発足時の会員団体より1編づつ寄稿頂き、それぞれの会員団体におけるファインバブルに関連する研究・開発の状況などを紹介頂きました。なお、本文については、J-STAGEで公開されています。こちら(混相流 Vol. 30(2016) No. 1)からダウンロード可能です。

混相流 Vol.30 No.1 (2016) 目次より抜粋

【巻頭言】
ファインバブルの現状と将来展望 寺坂宏一
【特集】 ファインバブルと混相流
ファインバブルの生物学的応用 氷室昭三
ウルトラファインバブルの安定化機構 安井久一
ファインバブルを活用した反応場の魅力と工学的応用 尾上薫
ファインバブルの資源・環境分野への活用 安田啓司
ファインバブルの国際標準化を支える研究成果(学術の役割と学術への期待) 矢部彰
【学会だより】
第7回ファインバブル技術講習会の報告 氷室昭三

ファインバブルに関連する成書

 ファインバブルに関連する書籍の出版を計画中です。ファインバブル技術の教科書およびファインバブル関連技術の基礎から応用までを網羅する技術書を検討しています。具体的になり次第、本ホームページでご案内いたします。
 ファインバブル関連図書の発刊を検討されている出版社または団体の方は、事務局にご相談ください。

 

ファインバブルに関連する特集記事・論文

 

会員学会の雑誌に特集記事を掲載予定です。具体的になり次第、本ホームページでご案内いたします。

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